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仮面ライダーW・第4話「Mに手を出すな/ジョーカーで勝負」感想

2014-09-05

【ストーリー】
■下ごしらえが肝心
・全体としてはよくあるギャンブルのイカサマネタでした。私の場合、ジョジョの3部を思い出します。
しかしよくあるネタであっても正しく使えば面白くなる良い例だと思います。

・ベルトを着けていると意識が共有される仕組みは冒頭で翔太郎がフィリップの見た家族のイメージを垣間見ることで説明されていますし、同時にWに変身したときに右側はフィリップが動かしているという説明も兼ねています。
直接関係する情報はその話のうちに入れておくことはわかりやすさの点では重要なことです。
でも説明を説明として入れてしまうと興ざめです。ストーリー展開を絡めて複合的に行う点こそ重要だと思います。

■二人で一人の仮面ライダー
・4話単独でのテーマはここだったように思います。
翔太郎が甘っちょろいハーフボイルドであることは前回説明されましたが、フィリップもそうなのです。
フィリップの場合、実力は申し分ありませんが精神面に弱点があります。
といって、翔太郎が精神面で強く、実力が足らないという安易な構図にはしてない点が良いですね。
翔太郎は実力も精神面も50:50程度で心が強いわけではありません。
二人を足しても精神面ではまだ未熟な点が目立ちます。

・二人とは対照的にWに登場する敵の大半は大人です。
それも話の中心になるのは園咲家に代表されるようにガイアメモリの力を除いても社会的地位や実力を伴った自立した大人がほとんどです。
それぞれに夢(野望)があり、その実現のために力を使い力に溺れていきます。
「二人で一人の仮面ライダー」はその点と対になっているのだと思います。
翔太郎とフィリップ、それぞれが実力をつけて独り立ちすれば良いというものではなく、二人でしかできないことがある。
甘さも許容するのはハードボイルドの代表的な台詞、「タフでなければ生きていけない。優しくなれなければ生きている資格がない」にかけているのでしょうね。
終盤に再確認されることですが、必要なのは「二人分の力を持つ一人の仮面ライダー」ではないのです。


【アクション】
■霧彦避け
・今回印象に残ったアクションと言われたら、マネーをボコボコにするWのかっこいいアクションを差し置いて真っ先に浮かぶのはクレイドールvs霧彦さんだと認めざるを得ません。
ストーリー構成としてもWとの直接対決は避けつつ霧彦の実力を示し、同時に園咲家の内情を描いていて無駄がありません。
しかしあの不自然で不格好な避け方、あんな避け方でかわされたら若菜でなくともむかつきます。
これも霧彦を憎めない悪役にするための一環なのでしょうか。

■バイクの存在感
・私はあまりライダーに登場するバイクが好きではありません。バイクチェイスや巨大戦に魅力を感じないからです。
そんな私ですがWのバイクは好きです。Wのバイクはちゃんと物語に組み込まれているからです。

・追いかけるときにバイクを使うことで説得力が生まれます。逆に敵に逃げられるときもバイクが使えない状況であれば無理がありません。
何より逃げる敵をバイクで追いかけたり、市民に迫る敵の前に颯爽と駆けつけたりするところに、「絶対に悪を逃さない」ヒーローらしさを感じます。
市街地戦ともマッチしていして「風都を守るヒーロー」という作中での位置づけに自然に馴染めます。
バイクが様々な点で小道具として機能していて素晴らしいと思います。

・とはいえ他のライダーでバイクを活かしづらいのには理由があると思います。
最近は特に怪人の怪物化が著しいのが主な理由だと思います。
Wのようにあくまで人間を強化した程度であれば乗り物に追いつかれるのも当然です。
しかし最近は普通に空を飛べたり、巨大化したり、人間というより動物ベースの怪人のほうが多くなっています。
空を飛べるや巨大化する相手にバイクが有効かと考えると、あまり説得力が感じられません。

・そしてライダーの基本コンセプトに「敵と同等の力を使っている」という要素があるため、ライダー自身もバイクの必要性があまり感じられません。
オーズにはバッタやチーターがありますし、フォーゼにはロケットやホイール、ウィザードはハリケーンと移動能力には困りません。
ダイザーの打ち上げ能力や鎧武のバイクのヘルヘイムへの突入能力は必要性を与えるために設定を用意したのでしょうが、かえって用途が狭まって存在感が薄れてしまったように感じます。

■バイク不要論
・ここまで来ると「バイクは要らないのではないか?」という考えが浮かんできます。
「仮面ライダーなんだから乗り物に乗らなければいけない」という考えは足かせにしかなっていないと思います。
重要なのはそれが面白いのかどうかでしょう。
仮面ライダーがバイクに乗ることになったのも、当時はバイクがかっこいいものだったからでしょう。
しかし今はベルトや変身アイテムのほうに子供が憧れるものが反映されています。
バイクはあるほうが面白くなるのでしょうか? ライダーの定義を知らない子供が乗り物に乗らないことを不自然に感じるでしょうか?
バイクを出すのならば、「こういうシーンが作れる。だからバイクは欠かせない」と言い切れるだけの映像を作ってほしいものです。
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W | Comments(2) | Trackback(0) |このエントリーをはてなブックマークに追加 | このエントリーを含むはてなブックマーク
Comment
Re: タイトルなし
> 「青いけど背伸びして突き進む意志を持つ翔太郎」と「欠落を抱えつつ有能なフィリップ」は結構いいバランスだなぁ…と思ってました。

相棒ものは良いですよね。
ドラマチックで説得力もあります。
Wのような相棒ものやゴーカイジャーのような違う価値観の人間が混ざる異邦人ものは好きです。

> バイク不要論。…一番好きなバイクはトライチェイサー/ビートチェイサーですが、これを超えるものにはまだ出会えてない気がします。その点、ハードボイルダーは久々に素晴らしいと思いましたが(個人的に、カブトエクステンダーと同点二位)ライダー自身の多機能化は「W」あたりがちょうどいいバランスだったのでしょうか。

クウガは異様に凝ってましたね。
本格的過ぎるバイクアクションは好きじゃありませんでしたが、こだわりは感じられました。
カブトも玩具化されているのでギミックもあり、追いかけたり地面を崩したり、ちゃんと出番があって良かったです。
あとは555ですね。「バイクがロボットに」というより「ロボットがバイクに」という感じでしたがアプローチ自体は良いと思いました。
オーズやディケイドもバイク自体は出番が多くて存在感はあるんですが、あれは本当に乗り物=移動用の脚でちょっと違う気がします。

> バットショット、メンテ中のものを亜樹子が持ち出したために翔太郎は3話で使えなかったようで(複数機あるのってスタッグフォンだけ…?)いちおうバイクチェイスの理由にはなってるかと。

なるほど。
あの時点で終わってなかったと考えると、整合性はとれますね。
置いてあるだけだと思ってました。


> 3、4話で流れた「cyclone effect」、ここ数年のエンディングテーマで最も好きだったりします。曲のノリと詞のマッチングが素晴らしい!管理人さんのお好きな(?)ヒートメタル、ベルト効果音の勝利宣言ぽい力強さが好きです。「W」は音楽・サウンド面でもツボを押さえた匙加減だったと思ってます。

テーマ曲があると良いですよね。
ディケイドの面白さの半分は説教→変身の間に流れるテーマ曲のおかげだと思います。
Wはジャズ調の曲が多いので作曲の中川幸太郎さんも得意分野でやりやすかったんでしょうね。
Wの音楽だと他には序盤のアクセルのテーマの「疾走のアクセル」が好きです。

「二人で一人」≠「二人分の力を持つ一人」は言いえて妙と思いました。翔太郎+フィリップで、たとえばおやっさんのようなベテランになれるわけではないですが、その魂を受け継ぐ何かにはなれるはずですよね。この話の視聴当時はそこまで考えてませんでしたが、「青いけど背伸びして突き進む意志を持つ翔太郎」と「欠落を抱えつつ有能なフィリップ」は結構いいバランスだなぁ…と思ってました。
バイク不要論。…一番好きなバイクはトライチェイサー/ビートチェイサーですが、これを超えるものにはまだ出会えてない気がします。その点、ハードボイルダーは久々に素晴らしいと思いましたが(個人的に、カブトエクステンダーと同点二位)ライダー自身の多機能化は「W」あたりがちょうどいいバランスだったのでしょうか。
バットショット、メンテ中のものを亜樹子が持ち出したために翔太郎は3話で使えなかったようで(複数機あるのってスタッグフォンだけ…?)いちおうバイクチェイスの理由にはなってるかと。
3、4話で流れた「cyclone effect」、ここ数年のエンディングテーマで最も好きだったりします。曲のノリと詞のマッチングが素晴らしい!管理人さんのお好きな(?)ヒートメタル、ベルト効果音の勝利宣言ぽい力強さが好きです。「W」は音楽・サウンド面でもツボを押さえた匙加減だったと思ってます。

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