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『牙-KIBA-』 37~39話感想

2014-08-27
【37話】
・ネオトピア市街地戦その4。3人vsエクスマキーナの回。
ですが今回印象に残ったのは雑魚のほうです。
メイン勢が活躍する一方、ヌデューやガリなど脇役はとことん酷い目にあっていました。
ガリ様はやる気を出したのにヒューに邪険に扱われ、挙句に作中最弱クラスのロイア(とキーラ)に一蹴。
ヌデューは自信満々に自慢のスピリットのマラキアを出すも、次に出てきたときには死体での登場。
強ければそれだけで良し、弱ければ権謀策謀も意味がない実力による格差社会が描かれていました。
いつもながら牙世界はシンプルで残酷です。

・今回のメインイベントといえば、アミルガウルの鳥(龍?)化です。
羽男だとか、そばかすがきもいとか、サチュラと交換してとか散々に言われていたアミルガウルさんもようやくかっこよくなりました。
赤く光ってたと思ったら鳥化したらいつもの緑色に戻ってましたが、めでたいので気にしないでおきましょう。

【38話】
・ネオトピア市街地戦その5。因果応報の回。
戦地の中枢に現れる役立たずのクソジジイに、あっという間に再生するダイアナのスピリット、なぜか今までろくに使われなかったノアの通信機とつっこみどころが山ほどありました。
そんな気分もクソジジイ(その2)への因果応報で吹っ飛びました。
ハイラムをごみのように引きずるゼッドの姿!
牙を見てきて最もスカッとした瞬間です。
普通であればドン引きするはずなのに「さすがゼッドだ!」と感動に打ち震えてしまいます。
野蛮だけど誠実なゼッドとクソジジイsの積み重ねが今、実りました。
ゼッドが重そうにしているところが余計に笑えます。本当にお荷物です。

・シーン自体はとてつもない構図ですが、そこに至るまでの流れはいたって真面目です。
救世主と呼ばれることの重みと絶対規律の矛盾に耐えられなくなってきて、情緒不安定になったノアに対し、誰に言われるわけもなく今できることをするために自分の判断でハイラムに刃を向けるゼッド。
ゼッドの行動は主人公らしからぬのに、なぜかそこらのヒーローものよりも主人公らしく見える理由がここにあります。
戦争に関与することを決めたのは蹂躙される街の様子やサギリの涙でしたが、次の一歩は自分の意思で進めていくところが良いですね。
動き出す始めの一歩は他人の思い、そこから進むのは自分の意思。
とても安心できるヒーローです。

・キーラがヘリックの妹だと気づいても自分の心の内に留めておく辺り、真面目なときのゼッドは思慮深いと思います。
今更言ったところで誰も喜びませんもんね。
ゼッドは知らないですけど、キーラはヘリックと剣を交えたこともありますし知っても辛くなるだけでしょう。

【39話】
・ネオトピア編完結。
いきなり 騙 し 討 ち。さすがゼッドさんです、ジジイ同様、悪党には微塵も容赦しません。
ヒューもその辺りは手慣れたもので影武者でした。弱肉強食の世界では騙されるほうが悪いのです。

・今回の見どころはなんといってもヒューの怪演です。
明るい役の多い山口勝平さんの貴重な悪役演技。
ハイラムに憐れみをかけられて激昂したときやロペス相手のときに、普段の勝平声に戻ってるところが逆に良い感じです。

・そして本来の見どころのアミルガウルの開眼。
わーい鳥形態だー、と思ったら突然の 鹿 男 。なんで鳥のままでいてくれなかったんですか…
中途半端な鎧を着たことで余計にキモくなりました。お願いだからサチュラと交換してください。プロニモでもいいです。

・それはさておき、ヒューとの決着は密度の濃いバトルでした。
最後の締めがアミルガウルではなくゼッドの直接攻撃だったのが良いですね。召喚ものはこの辺りが弱くなりがちです。
戦いに”風”が絡んでいるところも見逃せません。
アミルガウルの起こした暴風を最初に利用したのはヒューのほうだったのは意外な展開でした。
近くの岩を砕いて牽制に使い、自らも追い風に乗ってゼッドへ特攻。更に剣撃に加えて左手にシャードを仕込んでおく二段構え。
それに対してゼッドは不意打ちながらも紙一重でかわして、シャードでカウンター。
炎で怯んだところに風下にいるヒューに追い風に乗っての特攻と意趣返しで決着。
ヒューにも全力を尽くさせる良いバトルでした。

・長かったネオトピア編もこれにて終了です。
25話の国際ジャウストから始まり、39話までかかりました。
こんなに長かったんですね。おぼろげな記憶だともっと短い印象でした。
逆に記憶の中にこれまでにやってない展開がまだまだあるということは、この先はテンポがすさまじい怒涛の展開ということでしょうか。
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